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日本天文学会春季年会@国立オリンピック記念青少年総合センター

天文学会 年会受付会場


とうとう1度に費やす期間が4日間となった日本天文学会春季年会に行ってまいりました。また、毎度のように家族そろって。

場所は、代々木公園に隣接する国立オリンピック記念青少年総合センター。初めて訪れたのですが、メイン会場のセンター棟だけでどれだけの数の会議室があるか?って感じで、天文や大学関係者だけがぞろぞろいるというわけでななく、あっちには会社制服姿のOLさん(研修中?)、こっちは中国人の団体さんと、いろんな人が玄関ホールを行き交い、天文学会の受付を探すだけでひと苦労でした。いつものようにでっかい看板や案内板を設置するというわけにはいかなかったのは、こういう理由でしたか。そんなわけで上の写真が、ちっちゃい「受付」の部屋を示す案内です。

子供達を保育室に預けて、私は、初日と2日目に発表を聞いたりセッションに参加したりしました。研究発表は…、難しかったですね。学会参加が1年ぶりだし、それ以上に情報収集もしていないので、最近はどんな観測装置(望遠鏡や天文衛星)が活躍してるのか、新聞報道で知る程度でしたから。まだ「こんな結果が出はじめました」というのが多かったですが(そもそも学会発表なんてそんなもの!?)、今後もいろいろ期待できそうです。

ジュニアセッション

一方、今回初めてジュニアセッションの会場へ行ってみました。年会とは本来は研究者が発表するためのものですが、数年前から中学生や高校生の天文の研究、活動成果を発表する機会が設けられました。

会場は参加の中学生、高校世のみなさんや、研究者や教育関係者でごったがえし、すごい熱気でした。内容のレベルはいろいろでしたけど、そこが良かったですね。研究者と同レベルの難しそうなネタとか、専門家とのコネクションとか、高価な観測装置がないと発表できないというわけでもなかったので。それから、どの学校の子もみんな発表練習に力を入れてきていたせいか、(下手をすればプロより)話が上手でわかりやすくてそのへんにも驚きました。自分が高校生とかの頃にこんなのがあったらなぁ〜とうらやましく思ったのは言うまでもありません。

ポスター会場にて

ポスター会場で目についたのはこちらです。科学技術コミュニケーターと似た職種でしょう。カリキュラムの中に、実際に起業された方によるSOHO起業について教えてくれるものがあるそうです。科学技術コミュニケーションを職業にして収入を得るのはなかなか難しいことと(前例も少ない)言われますが、一般的なビジネスについて、経験者、成功者の方から会社経営について教えてもらえるって大事なことだなと思いました。興味ありますが、三鷹なんですよね〜。

そうそう!! ポスター会場にて念願かなって、v4641sgrさんとお会いすることができました。ここ1年以上ブログ更新がありませんが、今まで楽しく読ませていただいた事を伝えることができました。v4641sgrさんも私のことを覚えててくださったようで、嬉しかったですね。研究生活ブログ、復活するといいんですいけど、やはりお忙しそうですね…。

ALMAセッション


ALMAセッションはこんな感じでした。写真は(例によって)、一番最初にALMAの概要を解説するH教授です。日本、アメリカ、ヨーロッパを中心に世界のいろんな国が協力して作る最先端、最高の観測装置(多数の電波望遠鏡)ALMAなんですが、今回のセッションでは、日本を中心とした東アジアのALMA地域センターの構想について主に話し合われました。

研究者側がどのように利用するかについては、私は研究者ではないので「そうなのかぁ〜」って聞いてる側だったのですが…。関連してある方から、「ALMAのホームページの更新をちゃんとして欲しい」という意見が出されまして。壇上にいたT教授に合わせるように、私は後ろの方で「あぁ〜、すみません」と思っていたのでした。コメントは「研究者向ページにちゃんと新しい情報を」ということで、そっちはタッチしてませんでしたが、私も全くの無関係ではありませんから(と、何が関係あるのか言葉を濁してありますがわかる人にはわかるかな)。3日目、早速というわけではないのですが、懇親会にてT教授とサイトに関して少しだけお話させていただきましたが…。こんなところでうだうだしてないで、できるところからしっかり活動してゆかないといけないです、まさに。

天文教育フォーラム

天文教育フォーラムの方は、数年後に迫った学習指導要領の改訂についてのお話がありました。改訂により、今までの義務教育では教える範囲にほとんどなかった星や銀河の世界について学べるようになる、教える量も増えるそうなのですが…。小学校入学前の子供を持つ親として、かなり興味津々でした。なぜって、最近うちには(よそのお家にも)某学習教材会社から
「あなたのお子さんはまだ、最初はゆとり教育の指導要領で学んでいって、途中から変わるので、うちの会社の教材で早くからちゃんと勉強しておいた方がいいですよ」
って、まるで脅迫(?)のようなダイレクトメールが届くのですから。嫌でも無関心でいられません。ただ、暗記やつめこみ教育がもっともっと必要とも思ってません。科学の場合は、自分自身でなぜだろう?と思ったり、答えを探す力を養ったり、そういうことが重要で、子供時代には様々な経験をさせてあげるのが大事なのではないかでしょうか。話題提供者の中のある方が、「最近の子供たちは、虫を自分の手でつかまえたり、魚釣りをしたり、日の出・日の入を見たりなど、そういうことをしたことがある人が少なくなってる」と話されてました。でも、こういうのって教科書や指導要領に書いておいて先生から「やってきてください」って宿題で出されるものではなくって、家族や友達と一緒に体験することですよね。そういうことができなくなってきている状況や環境があまり好ましくない方向へ行っている原因なんじゃないかと思うのです。そう、ここに集まっている、研究室でパソコンばっかりにらんでて忙しすぎてお家に帰れない研究者パパさんとか(^_^;)

話がそれましたが、全ての子供たちが学ぶべき学校教育で宇宙の果てまで系統立てて教えることはとっても大事なことだと思うのです。けど、問題はそこだけではないでしょう。科学っていうのはどんどん発展し変わってゆくわけだから、それに対応できる科学の知識や考える力(リテラシー)をちゃんと身につけておくべきでしょう。また、親の置かれている状況(科学への関心の差とも言うかも)も重要で、それはすなわち、親世代に教育とか、考えたり意見を述べてもらう場を持つとか、そういうことも大事なんじゃないかと、そんなことを思ったのでした。K先生が「大人が持つべき教養」について意見されてましたが、入学前の子を持つ親であっても、どちらかというと義務教育よりもそっちの方に興味があります。

印象に残ったのは、「いろんな仕事でお忙しい現場の先生方をもっと大事にしたい」というAさんからの意見。それから、専門家による出張授業のあり方ですね。小中学校時代には、毎年、市民会館ホールに行って観劇とか音楽鑑賞の授業がありましたが、科学のプロと接する機会が必ずあるようになればと、ふと思ったのですけど、いかがなものでしょうか?

保育室とかその他いろいろ

今回は保育室の写真を撮り忘れました…。

1年前にもご一緒できたUさんご一家とまた一緒で、子供たちも楽しく遊べたようです。Uさんのママさんは学生時代からの知り合いで私と同学年なんですが、同じような年頃の子供を持って戦隊ヒーロー好き。昨年も盛り上がったのですが、今回はとうとう新企画をもちかけられて、私も乗っかることになったようです。今やすっかり特撮好きに足をつっこんでる私ですが、そんな知識を何か(天文普及?)に役立てることができれば嬉しいですが。

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というわけで。時間もないので短めにと思ったのに、気付ばこれだけ書いてしまっていて。なのに、それでもこの程度なのに一体何日かけてるんだか? というのは、春休みだからですね。新学期準備もあってなかなか時間が取れません。

最後に、開催期間中に撮った代々木の桜の写真です。