おたふく風邪の予防接種

今年に入ってから新聞記事で、ムンプス難聴というものがあることを知りました。ムンプスとはおたふく風邪のことです。おたふく風邪が原因で耳が聞こえなくなること(片耳失聴)が、1000人あたり1人くらいの高い確率であるということがわかってきたそうです。私が見た新聞ではないのですが、読売新聞にも似た記事が出ていて、ネットで読めます。

ママのみなさんご存知のとおり、おたふく風邪の予防接種は任意です。保健センター等から通知が来て、無料で受けられるものではなく、希望者が自費で接種するものです。我が家も例にもれず「どうしようかなぁ〜」と思っている間に今まで来てしまいましたが、この高い確率の記事を見て、防ぐには予防接種しかないと知って、即断でかかりつけの小児科にて接種の予約をし、昨日、二人ともしてきました。先生に、
「新聞記事で難聴のことを知って来たんです」
と話したら、
「正解です。普通におたふくにかかると1000人に一人くらいですが、予防接種をするとそれが100万人に一人とかになるんです」
と言われました(知ってるならもっと前に一言…、というわけにはいかないですよね。患者さんたくさん抱えてるんですし…)。注射嫌いの上の子には接種前からものすごく泣かれましたが、とりあえず無事に終えて一安心です。

配られた注意事項の紙には、意外なことに難聴の可能性のことはほとんど書いてありませんでした。本当に最近わかった事実なのかもしれません。病気に関して、何が正しいか、可能性が高いか低いかどちらと判断するのか、そして、公的なところからみんなに周知されるのか…、難しいけど、やってもらわなければならないのだろうなぁ〜と思うのでした。それが微妙なところなら、普段からアンテナをはりめぐらして情報をキャッチしていないといけません。もちろん、その情報を吟味する力も必要です。子を守る親は必死ですから。

ところで、注射をした後その場所をもんであげようとしたら、
「もまなくてもいいですよ」
と言われてびっくりしてしまいました。もむものばかりと思ってたからです。こちらもあれこれ調べてみたところ、最近では「もまない派」の方が増えているような感じです。接種したところが赤く腫れることがあるのはもんだせいという記述もあったのですが、ざっと見ての印象は、もんでももまなくても大差ない(統計的に意味ある結果はない)ということのようです。あるところで、「痛がる子供をあやす時にその場所をなでてあげるのと同じように、さすってあげて」というのが書いてあって、なんとなく納得です。