サガスナイパーと金属探知機

書きたいなぁ(=知りたいなぁ)と思いながら既に放送終了から1ヶ月以上・・・。でも、(不十分かもしれないけど)やっぱり書きます。

サガスナイパー

いきなりですが、ボウケンシルバー高丘映士の武器は、サガスナイパーと言います。へ、変な名前・・・_| ̄|〇

確かに、この武器が渡されて初めて変身し戦った時は、「アレ?」と思いました。でももう慣れました。ていうか、めっちゃかっこいいです!

二つ折りにした形は拳銃となり(スナイパーモード)、伸ばした形では先についてる刃で剣のように戦います。宿敵アシュがクエスターへと変化した時に自前の武器であった錫杖を無くした(折られた)映士ですが、ボウケンシルバーになっても、やっぱりこの長いやつを持つのは似合いますよね〜。

この伸ばした形は、別名「サガスモード」とも言います。ストーリーの中では、敵の気配(熱?)を探知したり、プレシャスがあるとそれに反応するようになってます。そう、まるで金属探知機のように扱うのです。

轟轟戦隊ボウケンジャー 冒険探知銃 サガスナイパー

轟轟戦隊ボウケンジャー 冒険探知銃 サガスナイパー

こんな感じでおもちゃも発売されていますが、もうゲキレンジャーになっちゃったからおもちゃ屋さんの店頭では買えないでしょうね。我が家はもちろん買いました。でもこれは子供サイズなのか、高丘映士が使っているのに比べると小さめなんです(しかも劇中では二つ折りからまっすぐにしたら、ぐ〜んと伸びた!)。もちろん、振り回したり撃ったりして、たくさん遊んでおりますよ。

けど、何よりもこのおもちゃの特徴は、金属探知の機能がついていることでしょう。おまけにはZnDC(亜鉛合金)でできたボウケンメダルもついていて、サガスナイパーのサーチ部をメダルに近づけると「ヒット!」と、劇中と同じ音声で反応します。

金属探知機

さて、金属探知機といえば何を思い出すでしょうか? まずは、この形に似てるものといえば、地雷探知機でしょう。それから、空港での検査。人間がゲートをくぐりますが、金属探知機内を通過しているのです。また、食品内に金属の異物が混入してないか調べるためにも金属探知機が使われているそうです。あとは、本当の「金属探知」っていうレジャーが挙げられるでしょう。個人で探知器を持って金属を探すというのが。埋蔵金でも探すのでしょうか? 「これであなたもトレジャーハンター気分!」って、トレジャーハンターじゃチーフになっちゃってるんですけど… (^_^;)

金属探知機のサーチ部分はコイルになっています。「電磁誘導」って言葉、なんとなく覚えてますでしょうか? コイルに電流を流して、磁界を発生させます(磁石のようにN極、S極ができる)。そこに金属が通ると金属内で「渦電流」が発生します。金属内の電子が電磁誘導により運動する(電子が動くということは電流が流れるということ)と言い換えてもいいかもしれません。その渦電流によって生じた磁界、変化した磁界を読み取ることで、「金属がある」と探知できるのです。


・・・、うっ、電磁気学 (°д°;;)
少しばかり読みあさってみましたが、もうすっかり忘れていました。一応、金属探知機での最も基本的なところは「電磁誘導」と「渦電流」のようですね。

実験・・・、というか、遊んでみました

さて、話を戻してサガスナイパーですが、一体どの程度検出遊びができるのかやってみました。

おもちゃについているボウケンメダルに当然反応します。その他、磁石はもちろんのこと、お金(100円は銅75%の合金、10円玉は銅95%の合金)でも反応。アルミニウム製のお弁当箱でもばっちりでした。当たり前だけど、プラスチックや床や畳では反応しません。

ただ、かなり至近距離、金属に接しそうなくらいまで、しかも、サーチ部分の丸いところの中に金属ゆっくり入れてあげないと、反応しません。きっとここに、磁界を作っているコイルがあるのでしょう。薄い紙1枚とか、ハンカチ1枚を金属にかぶせたくらいなら検出可能でした。しかし、タオルを重ねてしまったりすると、検出はかなり難しくなります。まぁ、幼児向けのおもちゃですから、ハンカチの下に隠してそれを探す、なんていう遊びで十分なのかもしれません。さっき、子供らはシーツの下にメダルを隠して探す遊びをしておりました。

ところで、いろいろ検索してみると、お手ごろなお値段で買えるレジャー用の金属探知器や、子供の科学実験(体験)用の小型の金属探知器などもいくつかひっかかりました。特に子供用などは、サガスナイパーとあんまりお値段変わりません。金属探知機って聞くと、地雷探知機のようなおおがかりな装置を連想してしまいますが、おもちゃのサガスナイパーに金属探知機能をを入れるのもそんなに大変なことではなかったんですね。

というわけで、折角手に入れた金属探知機ですから、ボウケンジャーは終わっちゃたけど、まだまだいろいろと遊んで(勉強も?)みたいものです。