♪ピンポーン♪ やってきたのは…

育児ネタ3日連続です。

上の子が幼稚園から帰ってきて、手を洗わせたり着替えさせたり、おやつの準備をしようと思ってあたふたやってたら…。

♪ピンポーン♪

「は〜い」といつものように返事しても、外から返事はありません。怪しいなぁ〜と思いつつ穴からのぞいてみたら、大人じゃない? 近所に住むSちゃんがいるではありませんか! 側にお母さんがいる様子もありません。

びっくりしてドアを開け、中に入れて事情を聞きましたが、あんまりそうスムーズには答えてくれません。でも、なんとかやっと出てきた言葉は、

「お母さんに怒られたから家を出てきた」

どうやら、何かして叱られたのでしょうが、自分が悪いことをしたつもりはないとのことですが。寒いので部屋に入れてみたら、何事もなかったかのようにうちの子達と遊び始めます…。その間に私はSちゃんの家に電話・・・・・・・・・・、出ない! 話を聞いてる間に、お母さんが外に探しに出たのかもしれません。窓から顔を出したら、ちょうど良く、Sちゃんのお母さんが見えたので、ラッキーでした。

説得されてSちゃんは帰ってゆきましたが、それでも、今まで我が家のおもちゃを手にして悲しいことは忘れていたのに、半分泣きそうでした。でもそれは、お母さんに怒られたことよりも、折角よその家で遊んでたのに帰らなければならない寂しさのようにも見えましたが。

子供って難しいですね。

それより、Sちゃんがうちにやってきて何をまず頭に思い浮かべたかっていうのが、これまで何度か育児番組で見てきた、保育園の先生の「子供の目線で、子供の気持ちをくみとり、代弁する」といったこと。自分もこんなふうにできるんだって。自分の子供では、感情が先に走ってなかなかそうもいかないことも多々ですが、よその子にはこんなふうに、ある意味冷静に接することができるんだぁ〜って。そして、もし、自分が逆の立場だったら…。叱ってしまった後にどうフォローしたらいいのか、そんなことも考えさせられました。

そして、子供達を自分の家庭だけに縛りつけておかないで、周囲の人も含めて暖かく守ってあげなければならないということも、思いました。幼稚園に行くようになって、そろそろ、友達の家に行き来するようになりましたからね(まだまだ親同伴だけど)。

でも、ちょっとだけ、こうして家出ぎみな子供を預かって帰してあげるの、あこがれでした。だって、自分もそうして助けてもらった記憶がありますから。