子供のごはんとおやつと…

いつもコメントくださるしいたさんが、お嬢さんがきちんとごはんを食べないという悩みを書いてらっしゃいました。

そちらにもコメントしましたが、うちも全く一緒です。上は今でこそ、幼稚園へ行くようになって疲れるのか、それとも大きくなって物事がわかるようになってきたからなのか、食事の時間にもある程度は食べられるようになりましたが、2歳代は全く食に興味なし。それでも大きくなって欲しい、太って欲しいから、遊んでるところにご飯を持っていっていちいち口につっこんでました。あとは遊び食べかなぁ〜。今の下の子がまさにそうですが。食べ物がまだまだおもちゃなんですよね。手でこねくりまわしたり、味噌汁をこぼしてそれで絵を描いてみたり(線を描く程度だけど)。そういえば上の子は、(ちゃんと食べる時は食べるけど)、先日はスパゲッティーを結んでみて、そこから食べたりとかしてました。これはさすがに笑えましたが。

イライラもいっぱいしました。食事中に怒ることなんてしょっちゅうです。育児書を見れば、「バランス良く」とか「規則正しく」とか「楽しく食べましょう」なんてことばかりで、うっかり開いてしまって、追いつめられるか落ち込むかどっちか…。

でも、どこかで、「1食くらい抜いても問題ない」というのも読んで、少し気楽になりました。子供の好奇心はどうしたって止められないですから。遊び始めたら食事は終わりへ向かわせることにしました。折角作ったのに残されると、がっかり悲しくなるばかりですが、自分で食べちゃう時もあるけど、残して次の食事にまわしてもOKなものは、そうするようにしてます。そのための冷蔵庫だったり電子レンジだったりするでしょう?

あとはひたすら、褒めるかおだてるか。映ちゃん効果で少しは野菜を食べるようになったってのもありますが。最近は、「○○(野菜など)を食べるか食べないか!?」と、口に入れる時に実況中継をしてます。そして、「××選手、食べました!!」と、続けて実況。疲れますが、一種のブームになってます。

ところで。甘いものがおいしいのは親も十分承知ですが、おやつのお菓子ばっかり食べたがって、食事のご飯を食べてくれないのは困りものですよね。育児書には、「おやつも食事の一部、おにぎりやおいも、果物などを取り入れて」って書いてありますが。

一方で、子供達のアイドルしまじろうは大のドーナツ大好き! まだドーナツも知らせてない頃から、ビデオで教材で(買ってないけどもらったりして)「ドーナツ」連呼してるんです! 他にも、しまじろうに限らず、子供向け本やテレビ番組にはおいしそうなケーキやお菓子のイラストや写真ばっかりです。いいかげん、ちょっと、これ、どうにかして欲しいんですけどね〜。親が与えないよう、持ち込まないよう努力しても、何だかこれじゃ水の泡です。

そういえば、「料理は科学(化学)だ」っていう話をあちこちから聞きますが、こんなふうに子供との食事に苦労してる私はそんなふうに思える余裕が全くありません。…ということは、だいぶ前にも書いたと思いますが。もし化学実験だとして、化学的りくつがわかった上で、その結果おいしいものができあがったとしても、こねくりまわされ、おもちゃにされ、しまいには見向きもされずどこかに遊びに行かれてしまい、なんとな〜く残飯の山(もったいない)。「おいしい」も何も言われないようなら、意味を探す価値など今は見出せません。それよりも、いかに短時間で品数をそろえ、野菜をたくさん使い、彩りを良くし(これが栄養バランスにもつながるわけだけれども)、かつ、子供に食べやすいものにするか…、そのあたりが毎回考え考えやっているところです。そう、「料理は段取り」です。

子供に食事をむちゃくちゃにされる度に、「そうされると(もともと苦手なのに)益々料理が嫌いになる…」と思ってしまうのですが、世のお母さん方や、お料理好きの方はそうではないのでしょうか? もうちょっと余裕が出てくるのは、いつの頃なんでしょうね? そのうちもっと大きくなったら、質より量になってくるかもしれないし…。

さて、ごはんをちゃんと食べるようになりつつある上の子に、
「すーちゃんがお菓子ばっかり食べててご飯を食べないんだって。どうしたらいいと思う?」
と尋ねたら、
「『ご飯をちゃんと食べなさい』って言えばいいよ」
と一言。あんまり考えて答えてないのかもしれないけど、親の言葉にほんの少しでも耳を傾けられるかどうかが、この年齢の差なのかなと思うのでした。いかがでしょうか?