補足(1) 夫の観察日記が書けるのか?

演習の最後の私の質問から話が進んで、5号館のつぶやき先生は「(コミュニケーター自身が科学者・専門家でないことも多いので)自由に使える(ブログのネタにできる)科学者が身近にいるといいよね」というようなことをおっしゃっておりました。

自由に使える科学者!? うちにいます。はっきりここで書いたことはありませんでしたが、夫は天文学者で某大学の教員です。一応は、若手研究者と言えるでしょう。

そういう年代の人こそ、今やっている科学の研究について、ブログで広く発信できれば、それはとってもおもしろい、わくわくするものになるでしょう。しかし、本人には全くそんな時間はありません(私がブログを書いてるって聞いて、「いいね、暇で」と言ってきたくらい…。orz)。もちろん、夫に限らず、多くの研究者が「そんな時間はない」と思っているでしょう。

そこで、先生は、身近な科学者から話を聞いて、科学者に代わってコミュニケーターがブログで発信できればばいいね、ということをおっしゃったのです。

実は、天文学者の奥様がその生活をつづっている、この業界では有名なページがあるのです(天文台マダム日記)。ただし、ここは、ブログでも日記でもなく、ホームページの形式ですので、毎日のように更新があるわけではありません。が、いずれにせよ、天文学研究者(とその家族?)のちょっと変わった日常を読みたいと思っている人は多いということは、ここへの関心が高いことから知っていました。

けれども、そう簡単にブログ形式で毎日のように、というのは、我が家に関しては無理そうだなぁ〜、というのが正直な結論です。何故って、よくよく考えたのですが、うちの情報が出過ぎてしまうような気がしてならないのです。夫にそうあれこれ取材するのもかわいそうなような…(ネタにされてるという意味で)。それにそれに、私は、先のCoSTEPの情報収集演習で気付いたように、「“自分が”体験したことを発信したい」タイプなんです(id:camelopardalis:20060813)。

折角、元公開天文台研究員という経験とか、もっと他の研究者とのパイプもあるのですから、できれば、自分自身が見聞き、体験したことを書きたいのです。そのためにも、今後積極的に接する機会を増やしたい、そう思うのでした。まずは、来週の天文学会の年会から、かなぁ〜?