チックタック

実は、夫が先週1週間ほど出張してました(冥王星総会、ではありません〜、観測でした)。北海道にて、育児を離れて好き勝手させていただいた分、今度は全部自分で〜、というわけで、夏休みだし、まぁ大変でした。

それで、いつもだったら寝る前も「パパと遊ぶ〜」とか言ってじゃれまくって(邪魔して)いる子供たちですが、夜が私のみ、となると、「絵本読んでから寝る〜」というふうにシフトするんです。というわけで、最近、借りる数を減らしてみたりしたのですが、今回に限っては読む回数が増えたりなんかして、「読んでないやつはどれ?」とか言われてしまう始末です。何事も、思うようにはなりません…。

えいご絵じてん123
前回、同じ村上努さんの描いたかずの絵本がえらく上の子にうけたので、似たようなのを借りてきました。が、こちらは英語。しかも、1から順番に100まで!? それぞれのページの動物達は、それはそれでかわいいし、おもしろい表情、行動をしてるのですが…、20を過ぎたあたりからかなり飽きてきました。本人も、20くらいまでなら何とか正確に数えられるけど、それ以上だとだんだんめちゃくちゃに。しかも、この本、もともとは「英語で」数えるのが目的なんですけど、当然ながら最初っから、日本語になっちゃってます。

ちいさなこぐまのちいさなボート (はじめてブックシリーズ)
大事なボートでず〜っと遊んでいたかったけど、自分が大きくなってしまって、ボートを別のこぐまに譲る、というお話。表紙裏に「おおきくなるってどういうことなんだろう?」って、この本で知って欲しい目的、のようなものが書いてありますが、果たしてそんなことを感じてくれたのでしょうか? 読み終わったら、「次はこれ!」となってしまって、子供の感想がよくつかめないことが時々あるのですが、これもそんな1冊でした。

だいすき
ただひたすら、「だいすき」としか書いてません! 最近、(ポケモンRPGゲームのストーリーを知りたがるように)何やらストーリーに興味がある上の子にとっては、「なんじゃこりゃ」な絵本だったかもしれません。絵も文字も、変で(?)おもしろいんですけどね。下の子の方が、「くっついてるね〜」とか、反応を示してくれました。

かちかちやま (日本傑作絵本シリーズ)
昔話シリーズ。こちらを選んでみました。何故か何度もリクエストされて、何度も読んだのですが、どうやら、悪いたぬきがちゃんとやっつけられたこと、で「良かった〜(めでたしめでたし)」と思ったらしいのです。しかし、上の子は、その後すぐに、「でも、(沈んだたぬきの)お腹の中におばあさんがいるのにぃ」と、一言。それは、「七匹の子ヤギ」のお話でしょう。食べられて、骨だけ残されて、という描写、本文にはあって読みましたが、露骨な絵もないし、そのあたりは頭に入ってなかったのかもしれません。が、そんなもんなんでしょう。それが理解できてたら、とたんに、残酷な物語に聞こえてしまいますから。

それと、「かちかちするのがおもしろかった」とか言うのです。タイトルの「かちかちやま」は、ストーリーの1場面でしかなく、タイトルらしくないという感じがしてましたが、お話全体を聞いて印象に残るのは、この、「かちかち」や、その後続く「ぼうぼう」だったりするのかもしれないなぁ、と、この上の子の感想を聞いて思ったのでした。

チックタック (児童図書館・絵本の部屋)
図書館にて「これ読んで」と持ってきた1冊。本文には漢字もあって(ルビはあるけど)、私だったら「これはお話が長いからやめ」と避けそうな絵本でしたが、持ってきました。文章の量も上の子にはちょうど良く、楽しんで何度も聞いてくれたようです。

ママの大切なカッコー時計をこわしてしまい、それを直してもらいに行くお話ですが、勘違いか、時計修理店ではなく、自転車修理店、靴修理店へ行ってしまうあたり、「間違ってるじゃん!」とつっこみつつ、おもしろがっておりました。もちろん、そういうお話だけではなく、お店の描写(絵)、他の変なお客など、細かい見どころもいっぱいあります。

読み聞かせの時は文章を追いつつ、人物(動物)によって声を変えてみたりして、それにかなり集中してますが、こうして改めて絵をよく見ると、動物達はあんまりかわいくないけど、お店とか、メカ(お店や、時計の内部や、リス柄のソファなど)とか、細かいよなぁ〜。