インタビュー、そして参与観察

とりあえず、これまで、レポートは締切までに提出することができました…。ぜぃぜぃ。

それにしても、採点されるわけでも、添削されるわけでもないからこそ、たった500文字の中に、「講義を聞いてこんなことを思った、講師の先生に伝えたい」、それだけのことをつめこむのに、なんだか力が入ってしまいます。だって、選科生は教室で講義を聞いて、その時に質問したりできるわけではないですから。2500文字くらい書いて削ったりなんかしたりもして。いえ、結局言いたいことはそれほど多岐には渡らないので(私の言えることなんてやっぱりたかが知れている)、書いたあとにいろいろ考えてるうちに、改めて1から書き直すと、500文字くらいに収まったりするものです。

さてさて、昨年度の講義も一部、期限を区切ってe-Learningできるのですが、昨夜は、ジャーナリストの方のお話を聞きました。具体的な仕事内容は、とっても勉強になります。って、一体いつそれを実践できるのか、わかりませんが…。


思い出したのは、数年前に、武内直子先生のところへインタービュー取材へ行ったことでした。セーラームーンが大人気の時期で、直子姫も不眠不休でマンガを描いてらっしゃった頃でした。そして、その時は、どうすれば失礼なく、得体の知れない院生の取材を受けてくれるのか、当然のごとく頭をひねって、インタビューまでもってゆき、取材を成功させることができました。質問項目を練る、アポを取る、手土産を持参する、撮影許可をとる、録音する、テープを起こす、などなど…。講義で示されたインタビュー取材の手順、そのものを、もう既に私は経験してたということに、改めて気付かされました(単になつかしがっただけ、とも)。

あの時は、直子姫もあちこちから取材を受けてたみたいですが、正直、直子姫のことをよく知らずに来るマスコミ関係者と比べて、マンガもアニメもすごくよく見てて、インタビュアーが「いつも見てます! ファンです♪」という私達と、会話を楽しんでくれたみたいです(そう思いたい)。

しかし、院生〜公開天文台と、研究だけじゃなくって、私っていろいろやってたんだ、ということを改めて思い出しました。研究してないで遊んでた、とも言われそうですが。そして、どれも、深く掘り下げたり、(かっこいい)形になったりしてないので、中途半端なのがちょっと悲しいです。

ところで、仕事をやめて主婦業と育児に専念したこの5年間。本どころか新聞さえもろくに読めず、勉強も活動もこれっぽっちもできなかった、深い海底に沈んでいたような時間、などと思っていたのですが、講義を聞いて見方が変わりました。そう、「出産・育児」というテーマで、参与観察してたんだ、ということが!(もちろん、子供相手に実験&観察してるともいう面も) 別に、このテーマで本を書くことはないでしょうが、昨今の子育て支援政策案などに、言いたいことの一つや二つはありますよ。机上の空論ではない、そういう意見が言えるようになったのも、実際に子育て社会に入って、同じように過ごしている人たち(ママさん)と行動をともにしているから、なんだったんだなぁ〜と。

さぁ、これからも、参与観察がんばろうっと。