ぺちゃくちゃ ぺちゃくちゃ

ローラのおほしさま
前回読んだ、「にじいろのさかな」と同様、キラキラな印刷が一部、施されている絵本です。表紙を見てわかるとおり、決して天文の解説絵本ではありません。が、ほのぼのとした絵とストーリー、かわいらしいです。表紙裏のイラストを見て、「このロケットが『バーン』てぶつかったから、星が落っこちてきたんだよ」と上の子。それはイヤかも…。

ぼくのうたをきいとくれ (講談社の創作絵本)
読後、不思議な感覚がしました。主人公のスケロウが幸せになれた、わけでもなさそうだし、じゃ、スケロウが悪い奴、という図式もないし。生き残れても、みんなが歌を聞いてくれても、なんだか悲しい…。つい、子供に自分の感想を押し付けがちなのですが、読み終えて、どう言っていいのかよくわからなくなってしまいました。それが、物語のおもしろさであり、いろんな見方があっていいのですが。上の子は単に、スケロウを噛んだネコや、鉄砲を持ちだしたおじさん達を悪い、と思っているようです。

また、それぞれのカラス達も個性的でおもしろい! 山下ケンジさん、また探してみたい作家さんになりました。

どうぶつ・えかきうた (アリス館・あそび絵本 1)
たまたま見つけて借りてきました。絵描き歌、なつかしいなぁ〜、と思って。案の定、お絵書き帳いっぱいに描かせられましたよ。この中で私が知ってるのは、「にいちゃんが〜」で始まる「あひるの子」くらい。新作もあるのでしょうが、いろいろ覚えていると、おもしろいんでしょうね。

まわるまわる (たんぽぽえほんシリーズ)
これも、前回借りたみやにしたつやさんの絵本。もうちょっと小さい子向けみたいだったので選んできました。子供達にとって、特に、「何これ?」状態だったのは、レコードと竜巻。特に、牛も車も木も巻き込んでまわる竜巻は、信じがたいようでした。世の中、まだまだ知らないこといろいろあるし、絵本によって覚えることってたくさんあるみたいです。

10このちいさなおもちゃのあひる
こちらは、3冊目かの、エリック・カールさんの絵本です。ぶ厚いのはわけがありまして、最後のページのあひるを押すと、鳴くんです! 静かな図書館にて、「なんだこれ?」と思って押してみたら、「くわっこきーこ!」と響きわたるあひるの鳴き声。一瞬、私の方が驚いて固まってしまいました。当然ながら、うちの子達は内容を知る前からスイッチを押しまくります。

さて、船から落ちたおもちゃのあひる。うちの子達は、絵本のとおり、あちこちで動物達と出会う(遊んでいると思っている)シチュエーションを楽しんでおりました。けれども、私の方は、「あぁ、これは自然に分解しないプラスチックおもちゃ。環境汚染の一部だし、このおもちゃを誤って飲んで苦しむ野生生物達もいるかもしれない…」などという、悲しい現実を思い出してしまって、あまり楽しめません。だから、なおさらのこと、新聞記事から楽しい絵本に仕上げた作者の方はすごい!と思わずにはいられないのです。

おおかみと七ひきのこやぎ (世界傑作絵本シリーズ―スイスの絵本)
有名な童話もそろそろ読み聞かせしないと、と思って借りてきたのですが、意外や意外、古くさい絵などというこちらの決めつけに関係なく、二人とも、なんとなくおもしろがって聞いてくれました。

実際の動物っぽい絵なのに、エプロンをするお母さんヤギ。人間に注文をつけるオオカミ。よく考えれば変!? 最後に、「おおかみ、しんだ!」といきなりの大文字に、私、読んでてあっけにとられました。ちょっぴり残酷テイストが漂うのも、童話だからなのかもしれません。

ねずみちゃんとりすちゃん おしゃべりの巻 (学研おはなし絵本)
以前、パンダやヤマネの話を読みましたどいかやさんの絵本です。やっぱり子供も大人もはまりました。だって、カワイイんですもの〜〜♪ うちの子も、ねずみちゃんとりすちゃんに負けないくらい、よくまぁ、ぺちゃくちゃぺちゃくちゃしゃべって、食事も歯磨きも、何もかもそっちのけのことがよくあるのですが、これを読んで、少しは、「しゃべってばかりだと、大事なことを忘れるよ」っていうのがわかってくれたかな、と期待してしまいます…。