家はもう既にシンプル

シンプルライフを目指しているわけですが(一応は)、目指さざるをえなくなった理由というか、根源は、「今の家がすごく狭い」=「家がもう既にシンプル」につきるのではないか、と気付いたこの頃です。

我が家は、多分私の年よりも古い社宅(3DK)。はっきり言って狭いです。物の置き場がありません。前にも書きましたが、私が以前一人で住んでいたところ+約10平方メートル程度、かな? そこに、私の荷物+職場の荷物+夫の荷物で暮らしがスタート。いつの間にやら子供が二人。そのまま私の物なんか持ち続けたら、足の踏み場もなくなってしまうところでした。しかも、一部屋は入居当時から夫に占領されました。よそのお宅では納戸になったり、子供部屋になってたりする部屋なのですが…。よって、残りの2DKでやりくりです。

だからといって、他の広い家に引っ越そうとは思わずに、ここに留まっているのはなぜ? やっぱり家賃が社宅相場だから、というのもあるけど、ここの暮らしに子供ともどもすっかり慣れたし、環境もいいし。さらにさらに、狭さのおかげで、本当に必要なものを見極めようと必死になって努力する(=シンプルライフを目指す)ようになったから、これで良かったんじゃないかなぁ〜とも。

以前書いた「家にないもの自慢」の他にも、狭いおかげで、掃除が楽、というのもあるんです。多分きっと、1つのコンセントに差すだけで、家中のお部屋の掃除機かけが終わってしまうでしょう。なんて狭いこと…。(泣)

住空間が広いにこしたことはないですが、シンプルに暮らすのに、それに適した広さと、適した空間に支払う(シンプルな)お金というものがあるのでしょうね。狭すぎることをストレスに感じることもありますが、過分な空間や物でストレスにならずに済んでいる、と思うこともしばしばです。先日の、たくさんの贈り物のように…。

いずれ、ここを出てゆく日が来るでしょう。移り住んだ先は、子供も大きくなってることですし、ここよりもきっと広いでしょう。その時、「荷物が少な〜い」「お部屋が広〜い」と思うようになりたいです。いえ、なる日を楽しみに、またせっせと片づけにがんばります(この頃はかどってませんが)。