にがうり

camelopardalis2005-08-16


実家(北関東)から、にがうり(ゴーヤ)と枝豆が届きました。この夏も、たくさんの種類の作物が、それぞれいっぱい実っているようです。無農薬を気取ってるので、虫退治が大変みたいですが(なので、枝豆はちょっとコワイ…)、それでも、食べきれないどころか、送るために選別する時間も取れないほどだとか。

ところで、何故にがうりかって、母は数年前に、この苦い野菜のとりこになってしまったそうです。去年の夏は間近で見てたのですが、おかずはにがうりしか食べてませんでした。まるで、「パンダは笹しか食べない」「コアラはユーカリしか食べない」ように、「(子らにとっての)おばあちゃんはにがうりしか食べない」生き物のよう(もちろん、ご飯も食べてるし、他の食材と一緒に調理はしてましたが、チャンプルにしても、お肉や豆腐や卵はちょっと、にがうりどっさりのチャンプル!)。去年は猛暑だったから、早いうちからものすごい数実って、ご近所など、にがうり好きの友達にあげてまわり、それでも取りきれないものは次々に赤くなってダメになってしまう有り様。上の子は木でできてるおもちゃのままごとセットで、本物のにがうりを切って遊んでたくらいです。

近年、健康食ブームで注目されてからなのか、気温が上がって夏もさらに暑くなってきたからなのか、沖縄や九州じゃなくても、栽培してる話はよく耳にします。北関東でだって簡単に。先日、NHKの「ご近所の底力(再放送)」で暑さ対策のため、緑のカーテンににがうりを、というのをやっていましたが、実施してたのが群馬県館林市でした。また、にがうりは熟する前の緑の時のを人間は食べます。熟すと、黄色から赤くなります。赤くなったところ、種のまわりは甘く、沖縄の人はおやつにしてた…、というのためしてガッテンで見たかな。にがうりと一言で言っても種類は豊富で、初心者向けのあまり苦くないものもあるそうですが、はまった母に言わせると、「あれは『苦味が少なく、みずみずしい』んじゃない、『味が薄くて水っぽい』だけ」とか。奥が深〜い。

しかし、私はそれほどにはうり好きというわけではありません。そりゃ、調理されてきたのが出れば食べますが、自分で買ってまでとは…。ご近所のどなたかに持って行きたいのですが、好きな人は好きでも、食べたことない人にとっては得体の知れないものだし。持って行くのにも悩みます。実は、写真にある分は、既に持って行くと決めた分を除いていて、まだ残っている分なんです。

「ゴーヤチャンプルの素」も同封されていたので、使ってみたいとは思いますが、さて、どう料理しようか。家族は食べてくれるのか…。