八丈島へ行ってきた

この夏は八丈島へ行ってきました。夏休みの伊豆諸島めぐりも、3島目です。

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1日目は植物公園

今回、行きは船ではなくて飛行機を使ってみました。自分で飛行機のチケット取りから搭乗までやるのは初めてだったので不安もありましたが、無事にできたので自信がつきました。


まずは植物公園へ。ここで島の基本情報も手に入れます。

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とともに、X-T20でも撮り歩きます。まだ細かい設定に慣れてなくてほとんどオートなのですが、それでもこんな感じに(と、子どもが撮った)。

花もキレイなのはもちろんなのですが。道が赤いのに驚きました。赤いスコリアは別の島でも見てきましたが、長い年月をかけて踏まれたり風化したりして、粉々に砕けてしまってるとは。

ちなみに、この記事ではツイート読み込みも含め、X-T20とリコーのWG-4とiPhone5sと、3つのカメラの写真を使ってます。アップロード用に縮小済です。

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別日に改めて訪れたのですが、植物公園では夜に「光るきのこ」の観察会もやっていました(光るキノコ無料観察会)。小笠原で見たグリーンぺぺを忘れてしまったうちの子は、改めてこの強烈な輝きを心にきざんだようです。本当に、本が読めそうなくらい明るいです。


夕方散歩に出た時の写真。家の近くじゃ山もなくて笠雲もあまり見られないから。


2日目は海と滝

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朝食後に時間があったので、宿の近所に散歩に出た時の1枚。今度こそ、白黒と赤を引き立たせるものが撮れたかなと。

散歩中にイタチを3度も見かけたり、轟音とともに飛ぶ1便の飛行機を目にしたり、前日植物園で予習したとおりアカコッコの声を聞いたりと、短時間でもいろんな出会いがあります。


午前はシュノーケリングをしました。この頃、(結果的には長寿となった)台風5号が小笠原や硫黄島方面へかなり遠ざかっていた時期ではあったのですが、海には若干のうねりが入り、底土の海水浴場は黄旗。でも、ガイドさんと一緒なので安心です。

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ウミガメも見ることができました(けっこう保護色)。海面近くには小魚の群れが!

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こちらはオヤビッチャの群れ。サンゴが色鮮やかなのも印象に残りました。

次こそは、体験ダイビングをやってみたいと決意しました。来年の目標です。


お昼ご飯を海の家で食べた後、午後はバスで裏見ケ滝へ。

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着けばそこは亜熱帯のジャングル。

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バスの運転手さんに
「ここしばらく雨が少ないから、水なんか流れてないよ(笑)」
と言われたのですが、ちゃんと水は落ちてました。いつもより少なめなのでしょうが、その分、裏側を歩いた時にかかる水しぶきが少なめで、あまり濡れずに助かったかもしれません。

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裏側から見たところ。滝じゃなくってシャワーくらいと言えばそんなものかも?

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そして、裏見ケ滝温泉にも入りました。水着でとはいえ一緒に入浴してる方もいらっしゃったので、入浴中の写真はあきらめました。温泉側からも小さな滝を見ることができます。


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温泉からバスが通る道路までぶらぶら歩いていたら、途中で古民家カフェを見つけました。立派な玉石垣です。

古民家喫茶「中之郷」|八丈島観光協会blog

子どもが気に入って、やたら癒されてました。きちんと古いものなんだけど資料館ぽくなくて、くつろげるところが良かったのかもしれません。こちら、中之郷の村長さんのお宅だったそうです。この部屋に村民のみなさんが集まってあれこれ話し合ったのかもしれないなぁ、なんて想像しましたが。


夜。
滞在期間中は半月くらいの月齢で明るすぎて、日没後に星を見るのには若干不向きでした。が、この日の夜中過ぎ、たまたま目が覚めたので星も撮ってきました。

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西側の沈みかけの夏の大三角。天の川や流れ星も見えました。

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一方の東側、海から登るオリオン座。まだ足が一本だけ海につかってます。海の白波が見えるのは当然として、加えて、金星に照らされた海が光っています。月明かりが海に、というのはどこかの写真で見たことがありますが、金星でもこんなのが見れるとは驚きました。

3日目は山と歴史

午前は八丈富士へ。ガイドさんに宿まで迎えに来てもらい、他のご家族と一緒に登ります。


青ヶ島が見えたのには感動しました。空港から青ヶ島へ向かうヘリもわかりました。行ってみたい青ヶ島

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虫を追いかけたり植物を見たり、眼下の景色を見たりしながら(子どもは超元気)1200段もの階段をのぼりきったら、火口です。緑にうもれてますが。これまで大島、三宅島と見てきましたが、火口を見たのは初めてです。

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子どもたち(じゃなくって大人?)の体力や時間を考慮して、お鉢巡りはせずに山頂まで往復した後は、浅間神社に向かってアジサイの森を歩きます。

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こちらも噴火口。テーブルサンゴのような木がうめつくしています。ここ400年くらい活動してないそうですが、次はあるのかどうなのか。


午後はレンタサイクルを借りて、歴史系です。

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戦国武将、宇喜多秀家のお墓。歴史好きの子が是非訪れたいと言っていた場所です。昨年の大河ドラマ真田丸」で見てたので、こんなところに眠っていらっしゃるとは、でした。久福茶屋の方にいろいろ教えてもらいながら、今川焼きもいただきました。

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そこから、南原千畳敷へ。溶岩流が続くところに、宇喜多秀家と豪姫の像があります。さっきまで、後ろに見える山の山頂にいたのですよね。

途中の
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ジャージーカフェも寄りました。ゼリーの上にソフトクリームが乗っているの。右はあしたばムースです。

この日はお昼は抜きで今川焼きとかソフトクリームとか食べ歩きにして、最後にスーパーで島寿司も食べました。
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「おながだい」って書いてあって何かと思ったら、魚の名前でした。

ロッジオーシャン

今回お世話になった宿は、底土のロッジオーシャンでした。新館のお部屋はきれいで、宿の方にもいろいろ教えてもらったりして助かりました。
八丈島ロッジオーシャン八丈島 格安 宿 ロッジオーシャン

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夜中に星を撮った時の1枚。宿の近くでもこんなに星が見えます。

食事も、朝夕は全部宿でいただきました。レンタカーを借りてないので、外に食べに行けないと思ったからですが、地魚を使った夕食も毎回おいしかったです。
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金目鯛の煮付け、でかい!!

バスで島をめぐる

離島の旅となるとどうしてもレンタカー必須になり、どこのガイドブックも車前提で書いてあるのですが、我が家はどこに行っても公共交通機関です。

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役場前のバス。

一応、今までの行程の交通をまとめると。

1日目

ANA2便で到着→宿のお迎え
護神バス停(2日分乗車券購入 大人1000円)14:00 → 町役場(植物公園)14:24
町役場 16:59 → 底土 17:10

2日目

午後 底土 13:30 → 神湊 13:32→ 旧町役場 13:45(隣のバスに乗り換え)→ ザブーン前 14:11
中田商店前 16:39 → 底土 17:10
夜 光るきのこ観察会へ(往復タクシー)

3日目

午前ガイドさんと山
終わってレンタサイクルのお店(レンタカー)で降ろしてもらう
13:40から16:40の3時間料金でレンタル 1台1000円
返却後の宿まで送迎無料


4日目は帰るのみ

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朝出発の船で帰ります。1年ぶりの橘丸! 

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もうすぐ御蔵島、というところで、虹色のハロと環水平アークが見えました。あまりに見事で大騒ぎ!

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ところが、御蔵島も三宅島も雨の中で接岸。波も高めです。



こんな感じで、無事に3泊4日の旅をしてきました。大きい島で観光施設もわりと整っているので、あまり不自由なく、いろいろなものまんべんなく楽しめたのではないかと思います。

そういえば、宿のオーナーさん、スタッフさんだけでなく、バスの運転手さん、バス等でご一緒した観光客の方、カフェのオーナーさん、ガイドのおじさん、レンタカー屋さんで送迎してくださった方。今回、いろんな方とお話できたのも印象に残りました。これも旅の醍醐味です。

FUJIFILM X-T20を買ったので、千波湖で鳥写真を少し

5月頃に、6年使っていたコンデジが壊れました。

なので、前々から一眼レフカメラに興味があり、新しいのを買ってしまいました。写真整理する過程でいろんな人のブログとか何やらを検索して読むにつれ、やっぱり違う写真表現をしてみたいと思うようになったのが1つ(沼への一歩?)。それから、どうしてもコンデジだと星空写真を撮るのにマニュアル設定の限界があり、撮れるものが限られてしまっていたのも不満でした。

コンデジとしては、水中用に買ったリコーのがあるので、気軽に持ち運んでちょろっと撮る分にはそれで十分です(あとはスマホ)。

では、どこのメーカーのどれにするか、パンフレットを集めていろいろ考えたのですけど。ずっとFUJIFILMのカメラを使っていたので、やっぱりFUJIFILMのに決めました。ミラーレス初心者にしてはマニアな選択かもしれませんが、操作する上で見慣れたアイコンマークがあるとちょっと安心します。

FUJIFILMの中でも一番安価でコンパクトなX-A3でもよかったのですが。自撮りをほぼしないのと、どうもあの、女子ウケしそうなデザインや色に惹かれず、その上の機種、X-T20に決めました。当初考えていた予算オーバーではあったのですけど、カメラのキタムラさんの下取りとかいろいろサービスを駆使させていただきました。

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カメラ箱。手に入れたのは6月上旬だったので、もう1ヶ月も前なのです。

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そしてカメラ。シルバーの方です。もちろんレンズキットです。自分としてはけっこうでかいかもしれません。


6、7月とバタバタしてたのでなかなか持ち出せなかったのですけど、7月頭、このカメラを持って千波湖を一周してきました。100枚も撮っちゃったし。

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最初の被写体、ゴイサギです。やっぱり鳥。千波湖の茶屋の裏手の小さな池で、小魚を狙っているようです。

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一方、千波湖は緑色です。アオコのせいでしょう。FUJIは色が鮮やかだと言いますけど、こんなふうになっちゃうんですね(決してカメラのせいではないですが)。相変わらずコクチョウたちもいます。

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前に見た、コクチョウのひとりっ子ちゃん。どうもこの春に生まれたのはこの子だけらしく、もうこんなに大きくなってました。他のカップルは抱卵などはせず、それぞれ餌さがしとかでウロウロしてるくらい。

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このカメラ、特定の色だけ残して他は白黒で撮影できるという機能があり、早速試してみました。赤残しなので、くちばしだけが赤く写ってます。おもしろい(でも、この場合は、他の部分は全部同じようなグレーになっちゃってる)。

まだ、他の機能とかはよくわかってないのですが、徐々にいろいろ試したいです。

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コブハクチョウももちろんいました。


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カモ。アオクビアヒル? 若鳥なのか、色がまだ安定してない感じです。

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そんな感じで一周して戻ってきたら、同じところに今度はダイサギがいました。レンズをいっぱいに伸ばしてシャッター切りましたが、こんなふうに顔つっこんでるのまで撮れててなんか感動です!

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裏側にまわって撮ったもの。くちばしに小魚がいるのもわかります。羽の細かなところまでくっきり写ってて、さすがだと思ってしました(カメラが)。こんなのは、タイミングにもよるでしょうが、今まで撮れなかった写真ですよね、やはり。


夏はこれを持ってどこか行きたいですね〜。お天気さえよければ。

七ツ洞公園はバラ満開だった

水戸市が新たな憩い&観光スポットとして押している七ツ洞公園に、初めて行ってきました。映画「テルマエロマエ」のロケ地としても知られているところです。

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敷地に入るとこんな感じの建造物が目に入ります。公園の周辺は田んぼばかりの風景なのですが、公園の中に一歩入ると、日本らしくない絵になります。

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ロケ地としても有名なここ。あの下に井戸があります。新緑がきれい

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那珂川からの農業用水ということで敷地に川が流れているのですが、途中途中をせきとめてダムにしているそうです。写真のところは、自然に近い感じに石を並べて作ってあるダム。カエルがいました。左に見える草の中では、オオヨシキリがうるさいくらいに鳴いてるんですけど、なかなか姿は見えなくて残念。

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公園の名前の由来はこの水際のところに7つの穴があったからだそうです。古墳時代の「権現山横穴式古墳群遺跡」。でも、今は5つしかないそうですし、水があってよく見えません。

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水辺の周辺の道はこんな感じで、ちょっとした山歩きをしてるようにも感じます。

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そして、水辺と隣接したところにある秘密の花園は、バラ満開でした。バラの香りもかなり広がってます。

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この日は平日だったのですが、写真を撮ってる人など、お客さんがかなり来てました。

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で、「じゃ、私も」と思って花を撮ろうとすると、いるわけですよ、虫が。いや本当に忙しそうで、楽しそうで(ハナムグリ)。

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クマバチ。丸くてかわいい。

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そして、時にこんな凶悪そうなのもいるわけですが、スズメバチだって花しか眼中にありません。さすがにやや遠くからズームで撮ってるのでピントや露出いまいちですが、動かない花よりも、なんだかこういう生き物を撮ろうとしてしまいます。が、できあがった写真を見ればやっぱりコワイ感じがします。

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他の種類の花もたくさんありましたが、アジサイはまだちょっと早かったって感じで、咲いてるのはほんの少し。今頃は、バラと入れ替わってるかもしれません。今月末は園芸王子でボウケンブルーの三上さんも来るのですよね。


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そんな七ツ洞公園のある水戸市の国田地区ですが、上に書いたように公園から出れば見事な田園地帯でした。田んぼにはサギがこんなにたくさん。

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アイガモも、車もめったに通らない農道を、の〜んびり渡ります。

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話には聞いてましたが、この地区、住宅がわりとある道路を路線バスが朝と夕方にしか通りません。ここは幼稚園前(元小学校の建物?)のバス停。近くには9年制の小中学校もあるところです。だからこその、1000円タクシーなのでしょうが、みなさん使ってくださってるでしょうか。

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七ツ洞公園は、森の中、水辺、異国風の建造物、色とりどりの花々。そういったのを楽しむのにとってもステキな公園でした。できれば、イベントの時の臨時バスではなくて、普段から公共交通でも行けるようになればと思うのです。